書道・水墨画などの文化を通じて歴史的文化財保護保護・国際文化交流を行うNGO団体です。国内旅行・海外旅行の手配も行っております。

「第３回三国志を書こう」 中国最古の武侯祠・漢中市勉県武侯祠修築支援　第三回「三国志を書こう」報告書 　「三国志を書こう」にご応募いただき心より感謝申し上げます。　 　「三国志」で有名な諸葛孔明の最古の武侯祠（孔明公の丞相府跡・中国陝西省漢中市勉県）では2003年より老朽化した御廟の保全修築作業が進められています。日本からもそれを支援し、歴史文化の共有化と国際親善交流の一助にしたいと、第3回の奉書のお願いを昨年12月より呼びかけ、去る4月13日に全国よりご応募いただいた1227点の作品を漢中勉県武侯祠博物館に奉納、34万円相当を事業費、事務・発送費用としてお渡しできました。 　現在漢中武侯祠では祠内の敷地の一部を県政府に貸し出すなどして、自力での修築を試みています。近隣には馬超将軍祠、定軍山、漢中博物館や、褒斜桟道跡、韓信の拝将台等の漢より三国時代にかけての遺跡文化が豊富でありながら、山嶺に囲まれた立地条件から発展に取り残されている観が強くあります。一昨年に続き、第3回となった本企画に対して、蘇漢平館長はじめ、博物館の館員の皆様は本当に喜んでくださっています。昨年にはこの友好を子々孫々に伝えようと祠内大殿前の門に扁額を掲げたいとお申し出下さり、11月には事務局よりお送りした「仁智所処」「能無規廓」の書の掲額式を挙行してくださいました。 　 　一方、我国においては活字離れが加速進行中です。墨書する習慣を復活定着することは急務であることは多くの方の一致するところです。が、昨今の教育改革案は別の方向に進む傾向が顕著になっています。愛国心とは過去の歴史風土を知り、過ちを悟り、良知を察知し、共によりよき未来に進む革新の気風と寛容の心を支える、言うなれば「勇気ある理性心」と理解しています。その理性を育むのは文化であり、文化には自他の軋轢をも緩和解消し、豊かに生きる為の約束事の集約されたものとしての性格があります。それは現在でも国語で語られ、国語で綴られ、科学技術の発展が急な現在においてもその重要性は決して揺るがず、海外においても心魅かれ日本語学科を志望する学生が増えています。 　理解や記憶を助け、問題理解や演繹力を培う国語の重要性は漢字習得が基本であり、活字よりも美しい書をもって興味を助長持続させることが必要です。創造力の源となり、相互理解のために必要な国語は総合力に溢れる書の活用をもって補完します。書に関わるあらゆる方々が協力し、提案し、広め、実行しなければこの危機はのりきれません。それには一般の方々に魅力ある企画を不断に提供し、取捨選択をしていただきながら、筆を持つ時間と機会を少しでも多くしていく地道な努力が必要です。「三国志を書こう」はこの意義を踏まえ提案させていただいております。東洋歴史観の共有とあわせて人類の貴重な財産である歴史文化財や自然の保護活動に理解を向けること、また世代を超えて楽しめ、観賞できること、そして少しでも三国志に目を通したことのある方の書は、その方独自の風貌を持つ作品となっています。 　「感動を書に」を合言葉に今後とも皆様奮ってご奉書下さいますよう、宜しくお願い申し上げます。 主催：漢中勉県武侯祠博物館 後援：毎日新聞社　中国大使館文化部　漢中市勉県書法家協会 協力：武侯祠支援センター 2006年5月吉日 武侯祠支援センター　「三国志を書こう」事務局 NGO国際書道文化発展協議会設立準備室 事務局長　岡田伸吉 株式会社文物文化国際旅行社（東京都知事登録旅行業第3-4398） NGOセクション　TEL;03-5620-0936　海外旅行セクション　TEL:03-5639-3603 〒１３５−００４７　東京都江東区富岡１−２３−１３　Sビル３階　TEL:；０３−５６３９−３６００

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